日本三大古代米(亀の尾、神力、愛国)の一つ山形県庄内町の阿部亀治(あべ・かめじ)が、1893年に在来品種「惣兵衛早生」の中で冷害にも耐えて実っている3本の穂から採取した種が始まりとされています。
亀の尾は、食用であると共に心白(しんぱく)と呼ばれるお米の中心の白い部分に旨味成分が多く含まれ、お米の周りを削る事で日本酒にも適したお米になるとされています。
日本全国のお米の原種、全ての品種の親にあたる品種で現代のお米の甘さ、旨味はこの亀の尾の遺伝子から受け継がれています。
日本古来の品種ほど、病気に弱く、気候に左右され、害虫に弱い特徴があり、特に亀の尾は化学肥料で育てようとすると、お米が極端に脆くなることから有機肥料のみを使って栽培しています。
令和5年度産のお米を使用し、大沼酒造店とのコラボ日本酒が令和6年にリリース予定となっています。